新埜 康平
Kohei Arano
Exhibition
Idemitsu Art Award展 2022(旧シェル美術賞)
会期 2022年12月14日(水)-12月26日(月)
10:00-18:00(入場締切17:30)
会場 国立新美術館 1階展示室1B(東京都港区六本木7-22-2)
入場 400円
※ 12月20日(火)休館
※ 金曜は、20時00分(入場締切19時30分)まで夜間開館実施
※ 最終日26日(月)は、16時00分(入場締切15時30分)まで開館
News
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新埜 康平
東京生まれ。
東京を拠点に活動し、展覧会などを中心に参加している。
ストリートカルチャーや映画の影響を受け、仮名の人物や情景、日々の生活に根差した等身大のイメージをモチーフに制作。余白やタギング(文字)の画面構成等、様々な絵画的要素を取り入れている。
VHSがDVDに変わる頃、ワゴンセールで買い漁ったレンタル落ちのVHSの中にあったガス・ヴァン・サントやテリー・ギリアム、ジム・ジャームッシュなどの90's映画の影響を受けた新埜の絵画空間は、映画やアニメのコンテのようにストーリー性があり、それは漫画の3コマ目のようなもので、その先や前にもシーンがあるかのように映し出されている。普遍的な日常を映画のワンシーンのように描き、画面の中にある枠は誰しも自然に行なっている記憶を切り取ると言う行為を漫画や絵コンテなどでみられるコマ割のように落とし込んでいる。
基本画材として日本画材の膠や和紙、胡粉などの顔料を使っている。膠や和紙、胡粉や顔料などは古典的な日本画の技法で古くから日本に伝わる伝統的な絵画表現であり、滲みやたらし込み技法などそれらの素材の特異性を使いながら映画やストリートカルチャーという影響を取り入れたモチーフをミックスさせ、日本画技法×ストリートの作品を作っている。
また支持体に厚みを持たせ立体作品としての性質を加えることで、ブラウン管テレビのようなイメージを伝達するBOXのようにしている。
東京の下町に育った新埜は街に多く見られたウォールアートやスケートボード、HIPHOPなどのストリートカルチャーに興味を持ち、単独で行ったL.Aでのストリートカルチャーの影響も受け、それらを街の色として認識してきた。街の壁に残された文字やアスファルトを滑る音、HIPHOPのサンプリングはその街の歴史や空気を伝える一つのサインであると考えている。
街や人という社会を構成するものに着目し、それらの視点をサンプリング(再構成)すると既存の製品や情景は明るい陽光が感じられるような、POPな色彩を放っている。そんな日々の生活に根差した等身大のモチーフで新たなイメージを作り出す作品を多く手がけている。
- 経歴
- 【展示】
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2020年 個展 [暦~skit~] Art Space kimura ASK?P 2021年 個展 [祈-rewrite-] Gallery ART POINT 2021年 個展 [SILENT FILM] Gallery b.tokyo 2021年 グループ展 [3331 ART FAIR] アーツ千代田3331 2022年 個展 [Kohei Arano Solo Exhibition] Gallery And links81 他、グループ展多数参加 - 【受賞】
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2020年 第16回 世界絵画大賞展 サムトレーディング賞(協賛社賞) 受賞 2021年 第39回 上野の森美術館大賞展 入選 2021年 第17回 世界絵画大賞展 ミューズ賞(協賛社賞) 受賞 2021年 第56回 神奈川県美術展 入選 2021年 3331 ART FAIR コレクター・プライズ 授与 2022年 Independent Tokyo 2022 審査員特別賞